過去の日記から(110)
過去の日記から、こんな話どう思う(5) (2009/2/8/記載)
松下電器が九州ポンプ事業部のために多額の設備投資をした時の幹部体験談です、幸之助氏から五年間で黒字に転換させて自主独立できるように努力せよとの業務命令が出た、それから努力をしたが五年たっても黒字転換できなかったそうです。
ある日のこと、幸之助氏から五年間の報告を求められて、幹部は黒字転換させられなかった責任をとらされると思っていたそうです、九州工場のネオンの大きさを聞かれ、非常にめだち素晴らしいものですと答えました。
幸之助氏いわく、そのネオンと同じ効果を東京や大阪であげようとしたらどのくらいの宣伝費が必要となるのか試算しなさい、九州松下は、本当に頑張っているその意気込みで今後も頑張って下さいと励まされた。
過去の日記から(109)
過去の日記から、こんな話どう思う(4) (2009/2/7/記載)
松下研修会での話です、田舎から二人の青年が江戸に来ました、多くの人々が露天で商売をしています、そこで水売りを商売としている光景を見たのです、ある青年は江戸とは怖いところだ、水を飲むにも金をとられる、僕はこんな所では生活できないと判断して田舎へ帰りました。
ある青年は水売りで商売できるなら、僕も頑張ってみようと判断して江戸にのこりました、幸之助氏の語録として有名なお話です、何を教えようとされたのだろうか考えて見たいのです、数年後の青年達の姿を想像(イメージ)してみるのも楽しいですね。
辛い難しい問題が生じても、自分のとらえかたで変わります、発想の転換が必要です。
過去の日記から(108)
過去の日記から、こんな話どう思う(3)(2009/2/5/記載)
世界的な景気後退による急速な業績悪化・景気後退の影響は全産業に広がり止めようがない、市場が極端に縮小し底が見えないからお手上げで倒産多発、大手商事の新入社員研修会での話です、厳しい関門を勝ち抜いた五名のエリート社員が成績の順番にひとりずつ次の室へ入ります、条件として自分の好きな物を自由に持ち帰ってよいと指示したのです。
最高の成績で勝ち抜いた男性はまず最初に室に入りますとテーブルには五つの封筒が置いてありました、一目でわかります封筒には現金が5万、10万、20万、30万、40万のお金が入っているようです、最高成績で勝ち抜いた男性は一番多い封筒40万を貰って胸をはって部屋をでます。
二番、三番の人も同じように多く入っている封筒を順番にもらったのです、社長は一番になった男に対して、自分の好きな物を自由に持ち帰ってよいと指示したのにどうしてすべての封筒を取らなかったのか、全部をひとりで貰うことに遠慮があったのかと問うたそうです。
周囲の方々に対しての気配りや配慮が世の中には必要です、でもビジネス社会ではどうか、この社長は勝利者として与えられた権利は100%行使すればよいと言いました。
http://blog.livedoor.jp/emo1118/archives/54894849.html
過去の日記から(107)
過去の日記から、こんな話どう思う(2)(2009/2/3/記載)
私は古典落語が大好きでよくテープを聞きます、おもしろい話がありますので紹介します、スリの仲間達が、ある男の腰にかけているキセルをスリ取ってくるという競争をしたのです。
四人のうち三人が挑戦したのですがスキを絶対見せないその男のキセルはスルことができませんでした、最後にスリ仲間のリーダーの番になりました、リーダーであるためにスリ取ってくることが仲間に対する戒めにもなると思って男に近づきます。
その男に貴方のキセルをスリ取る競争をしたが仲間三人が失敗したと告白しました、あなたはスキを見せないすごい人だとほめます、自分がリーダーなので絶対にキセルを持ち帰らないと面子がなくなるのでキセルを十円で売ってほしいと交渉します。
十円どころか五円の価値もないキセルですから男の人は喜んで売ります、男の人は今日はラッキーだった捨てても惜しくないキセルが十円で売れたと喜びました、しばらくして自分の財布がスラれていることに気付きました。
財布の中には五十円程のお金が入っていたとのことです、リーダーは仲間にキセルを見せて言いました、君達はスリ取るキセルばかりを見ていて余裕がなく智恵をださなかった、技術力だけでは無理と思えば資本を投じてより多くを儲ければいいと胸を張った。
過去の日記から(106)
過去の日記から、こんな話どう思う(1) (2009/2/1/記載)。
数十羽の「はと」が群れをつくってまたかえってきます、私はこのような光景を子供の頃はよく見かけた、一羽の「はと」が「野バト」と出逢いその生活ぶりを羨ましく思います、すきな時にすきなように飛び遊ぶことができる生活がしたいと思いました、家をはなれて「野バト」として生活をはじめました。
数日間は楽しい生活ができて自分はよい選択をしたと思い感謝しました、ところが雨が降り、風が吹き、雪が積もりました、すると心配ごとが生れていることに気が付きます、食物の蓄えがないと心配になります、次の日から一生懸命に働きました。
約一週間くらいの食物が蓄えられましたが満足できず、さらに一生懸命以前にまして働き非常に疲れました。羽根が抜け落ち、やせ細った自分に気が付きます、自由がなかったが時たまの散歩が楽しかったと思い過去を振り返ります。
仲間とのトラブルもなつかしく思うようになりました、以前の生活が羨ましく思えてきたのです、帰る家があって決まった時間に与えられる食事が心の安らぎを与えてくれる、自分の選択が間違っていたと心から悔やんだということでした。
過去の日記から(105)
過去の日記から、いま注目される人(2009/1/31/記載)
第35代米国大統領に就任した、ジョン・F・ケネディさんは日本人記者団の質問を受けた、あなたが、日本で最も尊敬する政治家はだれですか、ケネディは上杉鷹山(ようざん)ですと答えた、この日本人記者団とのやり取りは有名な話です。
意外と上杉鷹山を知っていた日本人記者はほとんどいなかったそうです、今日の新聞紙上では非正規労働者が12万5,000人失職、12月失業率4.4%で調査開始後最悪、トヨタ4,000億赤字(異例3回目の下降修正)、日立7,000億赤字、 NEC2,900億赤字でグループで2万人以上の削減、鉱工業生産9.6%低下した。
もうムチャクチャで得策も浮かばない、江戸時代に学べ、上杉鷹山(ようざん)に学べと言われていますから、注目したいのです、なせばなる、なさねばならぬ何事も、ならぬは人のなさぬなりけり!、やりゃあできる、やらなきゃいけないなにごとも、やれないのはその人がやらないからだ。
江戸時代の背景、武家政治と官僚政治との対比や、江戸財政の中心はお米を中心にした農作物だったから解決策もうかがえます、歴史に学べですから思慮深くありたいのですが、企業業績の悪化から金融機関からの資金融資が満たされない状況下は深刻で何もかもが閉塞しています。