君ならどこで商売する?

ナショナル友の会で旅行したときに御一緒させていただいた時の話です、京都の○○グループの会長からの質問です。京都の町にこじきがおりましてな、この人がどこで、どのような姿で、どのような方法で商売をしたらよいか悩んでいます。君ならどこで商売するか考えてみて。川をはさんで左右に大きな道路があり、その道路を太鼓橋(中央が高く成っている)で渡るようになっている。
(1)どこの場所で「こじき」として商売するか。
右側道路面・左側道路面・太鼓橋中央。
(2)敷き物は何にするか。
敷物はせず・ゴサを敷く・新聞紙程度の物を敷く。
(3)ほどこしを願うオワンの中身はどうするか。
カラッポで・あり金すべて・あすのめし代だけをのこしてほかすべて。
(4)ほどこしを願うオワンの位置はどうするか。
自分の足元すぐ近く・自分の左側か右側・自分より離して置く。
小河さん、自分がこじきになったつもりで考えてや、私は自分の考えでこたえた。
(1)に対して。
商売は何と言っても目立つところが大切だから、自然にアピールできる場所だから太鼓橋の中央が良いと思う。
(2)に対して。
自分が病気になってしもうたら駄目だから、何も敷かないのはまずいと思う、でもゴザ敷きはほどこしを願う者としては少々ぜいたくに感じるから新聞紙を敷いてはどうか。
(3)に対して。
まず自分の資金も入れて置くべきだ。しかしあすの飯代はのこして置こう。なぜなら見た人は誰か他の人もほどこしをしてると思って自分もそのようにするだろう、商売は飢え死にしたらあきません。
(4)に対して。
通行人が少々邪魔とかんじるていど離して置くと良い。すると通行人は振り向き必ずオワンを見るだろう、商売は常に前向きの姿勢が必要だ。

この話から、私はなにを学ぶべきだったのだろうか。後日、会長からFAXが届いた。ワイン片手の話だったので誤解があってはまずいからと話の詳細説明が記入されていた。私は脱帽でした。
(^!^)(^!^)ニコニコ生活しましょう。