いま注目される人

第35代米国大統領に就任した、ジョン・F・ケネディさんは日本人記者団の質問を受けた。「あなたが、日本で最も尊敬する政治家はだれですか」。 ケネディは「上杉鷹山(ようざん)ですと答えた」。このやり取りは有名ですが、上杉鷹山を知っていた日本人記者はいなかったとも言われています。
今日の新聞紙上では。非正規労働者が12万5,000人失職、12月失業率4.4%で調査開始後最悪、トヨタ4,000億赤字(異例3回目の下降修正)、日立7,000億赤字、NEC2,900億赤字でグループで2万人以上の人員削減、鉱工業生産9.6%低下したなどなど。もうムチャクチャで得策も浮かばない。
江戸時代に学べ、上杉鷹山(ようざん)に学べと言われていますから、注目したいのです。「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」(やりゃあできる、やらなきゃいけないなにごとも、やれないのはその人がやらないからだ)。
江戸時代の背景、武家政治と官僚政治との対比や江戸財政の中心はお米を中心にした農作物だったから解決策もうかがえます。「歴史に学べ」ですから思慮深くありたいのですが。企業業績の悪化から金融機関からの資金融資が満たされない状況下は深刻で何もかもが閉塞しています。