カルバリーの十字架わがためなり(2)

突然のことでしたから会社の資金面も私にかかってきました、会社経営のすべてが苦痛となり非常に悩みました。
手術は成功し親父は3ヶ月後に退院して自宅で静養しておりました、私達は高浜事務所の裏で6畳二間の狭い借家から新婚生活をスタートさせました。
結婚して半年が過ぎた頃でした(家内は妊娠していました)、1973年10月11日の6:00pm突然の電話でした、交通事故を起こした社員からでしたが動揺していました。
私は何とも言えない不安に襲われました。