みんなにありがとう(6)

未熟児網膜症で視力を失った双子の兄弟の生い立ち。
その後の姉は、自分に言い聞かせるように「大丈夫だって」。「大丈夫だって」とくり返しくり返し語っていました。両親は全国の病院を探し回りました、玄米食がよいらしい等とあらゆる努力をしました。
私も京都大学眼科医の権威者である方と面談しました。冒頭から逆に質問された、そのままの経緯を説明したのです。さらに「保育器の中で何ヶ月いましたか、生後何ヶ月になりますか」。先生の質問にすべて答えますと、先生は結論的には「手遅れだ、非常に難しい」だった。