2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

数えてみよ主の恵み(146)

癌と闘った社員(16) 彼は自分の人生哲学をもっていて、他の人達にも充分な説明ができました、その考え方に精神力に感心させられました、自分の魂は、遺伝子を通してすでに新しい生命として生まれ変わろうとしている。 それが動物としてか、植物としてか…

数えてみよ主の恵み(145)

癌と闘った社員(15) 私は語るときはこの時だと思ってその後に、喫茶店で3時間ほど話し合いました、山ちゃん、何故レントゲンが受けれないのか胸の中にしまっていることを全て私に言ってくれ。 私がそのように問いかけましたので、彼は、社長はやはりす…

数えてみよ主の恵み(144)

癌と闘った社員(14) 社員全員に対して健康診断を受けるよう朝礼で指示して、あわせてレントゲン検査も受けることの指示をいたしました。 みんなが事務所より出ていく時に、山ちゃんが私のところへ来て、「レントゲン撮影は私も必要でしょうか」と聞きま…

数えてみよ主の恵み(143)

癌と闘った社員(13) 肺炎になって、苦しくて歩くことすらできません、必至になって出社してくる彼が痛ましかった。 健康者と同じ扱いで仕事がしたい、と常々私に懇願しました、胸がはち切れそうでした。 この頃の私は、クリスチャン経営者として山ちゃん…

数えてみよ主の恵み(142)

癌と闘った社員(12) びっくりしたのは周囲の人々でした、その精神力に感心をしたとのことです、彼はこの頃から死に対して進行している自分を100%現実として受け入れています。 家族のものに対する思いやり、気配りは人以上で、本当に立派でした、素…

数えてみよ主の恵み(141)

癌と闘った社員(11) それら個人・個人の集まりが会社という組織となり、大きな力となる、だから最終的には個人主義はある意味で、「悪」ではないだろう。 「癌」と闘っている山ちゃんは、この頃には自分の状態を全て知っていたはずです、主治医から自分…

数えてみよ主の恵み(140)

癌と闘った社員(10) 会社の中で私に対して、「会社のために働いているのに」という人がいた場合、一番頭に来る言葉だ!!。 自分のために働いているのであって、会社のためというのは論理が間違っていると思わないか、例えば、無理して倒れて長く休んだ…

数えてみよ主の恵み(139)

癌と闘った社員(9) 主治医が、「あなたの会社名を教えてください」という問にたいして、新.日本.空調.とゆるやかな反応を示したそうです。 奥さんと子供達がその反応を見せられて思いました、この人は家族よりも、職場の方が大切なんだと淋しく、悲しんだ…

数えてみよ主の恵み(138)

癌と闘った社員(8) いろんな話しをした、その時のテーマはこうです、ある朝日新聞の社説欄を読んで非常にショックを受けたことがあります。 それは私の会社と職種が同じで機械設備大手会社で、新日本空調(株)の社員のことでした、大規模建物の設備を施…

数えてみよ主の恵み(137)

癌と闘った社員(7) 私はガンの活動が再び激しくなったと思いました、ちょっとでも塩分があると激しく痛み食事は流動食となります、転移が口へ肺へとひろがってきているようです、再びコバルトをあてての闘病生活です、必至に闘う彼の姿を見ると胸が締めつ…

数えてみよ主の恵み(136)

癌と闘った社員(6) 1994年3月11日、元気で職場へ復来しました、それから6ケ月間は仕事をしました、当時は私も、「癌」と喧嘩しないで仲良く生活できるかも知れない、と思ったものです。 でもそれも長くは続きませんでした、1994年8月29日〜…

数えてみよ主の恵み(135)

癌と闘った社員(6) 「癌」があり、手術では完全に取れなかった、それが口へ、喉へ、肺へ、転移していることを教えてもらったのです、私は物凄いショックを受けました、そうして二人の、「内緒」としました。 数日後、彼から「癌」がのこったことを聞きま…

数えてみよ主の恵み(134)

癌と闘った社員(5) 山ちゃん私はクリスチャンだ、早く元気になるようにお祈りをするからと言ったことを覚えています、手術が終って4日目に急いで見舞に行きました。 何故なら不安と心配が日々大きくなっているのを押さえ切れなくなっていたからです、お…

数えてみよ主の恵み(133)

癌と闘った社員(4) 局部的にコバルト治療をしてもその菌は周囲に散るだけで再びリンパに向かつて集まる、それと同じ周期で高熱を繰り返すのです(40度程度の高い熱)。 そのことが今心配材料として私の脳裏にのこっていて、不安を感じていることを山ち…

数えてみよ主の恵み(132)

癌と闘った社員(3) 私はその原因をハッキリ知っている、でも口にだして良いものか否か迷っているのです、でも話すことにしました、20年ほど前に私は国立舞鶴病院施設会計課の仕事で毎日病院に出入りしていました。 ある病室の細長いのぞきスペ−スから見…

数えてみよ主の恵み(131)

癌と闘った社員(2) 1993年10月11日、この日に彼が担当している数件の現場を私と廻る予定でしたので、現場を立会い説明を受けて引継ぎをしました。 その後の車中で病気のことについて話しました。 「山ちゃん、悪性ではないんだね」、ハイ、悪性で…