親父の話したこと

幼児期の思いでは生涯忘れられないものであります。ある時どんな悪いことをしたのか知らないが、親父にひどいこと怒られて家から放りだされてしまった。そのときは親父に対してハチャメチャ反抗したくて玄関のガラスめがけて石を投げつけた。
親父が「こらー、待てー、どこの子や」と追いかけてきました、逃げきれないと観念し捕まってしまった。犯人はわが子だったことを知った親父は怒鳴ったり、殴ったりはしなかった。親父がその時に話したことが今も忘れられない。
父さんも罪を犯したことが何回もある。でもその都度、神様に許されて生かされているだから父さんも今回のことは許したい。今後二度とこのようなことはしないでくれ。自分達に子供が与えられてはじめて親父の思いを痛感させられた。