癌と闘った社員(パート7)

1994年8月29日〜1994年10月11日(闘病生活1.5カ月間)国立舞鶴病院。
長時間の話しで彼も疲れたようでした。ある朝日新聞の社説欄を読んで非常にショックを受けたことがある、それは当社と同業種の大手会社で起こったことです。大規模建物の機械設備工事の現場代理人をしていた45歳の社員でした。
仕事が忙しく精神面でもかなり疲れていたようで忘年会で倒れて植物人間となった、家族が「お父ちゃん、お父ちゃん」と語りかけますがまったく反応がありません。
主治医が「あなたの勤め先はどこですか」と問いますと、○○○○会社ですと反応しました。仕事、仕事の人生を走り続けた主人の姿をみて家族は悲しんだ。