「坂の上の雲」-あとがき(2)-

日本国民は坂道をのぼりきってその上の雲の中にいる、私達はどちらを選択するのか。
(1)さらに成長路線をとり雲を突き抜ければ、青空にはばたける竹中平蔵武者陵司が推進
(2)この辺で成長路線はやめて自分の足元をみつめなおす。榊原英資・水野和夫が推進
私は、アメリカ式の物質的経済成長路線はすでに崩壊していて、心までむしばんでいると思っています。ヨーロッパ式の福祉国家をめざす必要があると思っています。現在、厚い暗い「雲の中」をさまよい歩いています。乱気流に巻き込まれて揺れています。
昨日の鳩山総理は所信表明で「いのち」を大切にしたいと連呼しました、鳩山総理のコンクリートから人にの政策にエールしています、経済的な豊かさを求めるだけでは「心」は決して満たされず、弊害の方が多く起こってしまう。
坂の上の雲」はとても私には完読できないから、あらすじだけでも学んで当時近代化を推し進めてきた「楽天家の人達の姿」と、新しい生涯を歩むこれからの自分の姿を重ね合わせてみて、目の前にあると言われる雲(夢・希望)をみつけだしたい。