数えよひとつずつ(おばちゃん14)

昼食時でした「おかゆ」をスプーンで一口づつ食べさせながら楽しい会話が続きました、気が付くとお茶碗の「おかゆ」がなくなっていました。「美味しいですか」と聞きますと「ウン」とうなずいてくれた、昼食の「おかゆ」をすべて食べたのです、勿論時間はかかりましたが感謝でした。
私に妥協を決して許さなかった、聖書日課(聖書を学ぶ小冊子)の最初に記載されていた「祈りの文章」を88歳のおばちゃんが完全に暗記しておられたことは驚きでした。自宅を開放して、奉仕された日曜学校でよく歌った子供賛美も数曲暗記しておられたから驚きでした。
暗記している「祈りの文章」と「子供賛美」を30年ぶりに、一緒に歌って帰宅しました、これがおばちゃんとの最後でお別れとなりました。私は(I)氏、おばちゃん、その他多くの人達に愛され、祈られ、助けられ、育てられたのです。(おばちゃん・完)