癌と闘った社員(13)

1996年2月6日から1996年2月20日まで、国立舞鶴病院で3回目の入院、2月20日午前3時17分昇天。
山ちゃんは陶芸をやっていたので、山ちゃんが召された後に彼の作品展を、同病院のN婦長さんの親しい画廊喫茶で開催して下さいました。
肺の中の水を抜きとり、点滴をしてガンと闘い負けなかった山ちゃんはふたたび奇跡的に退院した、私はこの頃は職場復帰など到底不可能だと社内では語っていました。
でも彼は職場に復帰したいとの思いが非常に強かったのです、職場復帰した山ちゃんには事務所での仕事しか許しませんでした。