破傷風菌との戦い(パート15)

  「家内の病症日記から」
2000年4月19日(水)少しずつ良くなっているようです。本人の気力と精神力はあるから大丈夫と思う。脈拍数も血圧も比較的安定していますが、体温が高いのが気になります。
これは「毒性」からきているらしい「胸」はまだ血状がでていますが随分きれいになってきました。「痰」も少なくなっていると「主治医」から説明がありました。「今週が山場」でしょう、ここをクリア−すれば後は快復傾向になる「頑張れ、お父さん」。
夜になってまた容態が「急変」しました。気管の中に(肺の中に)痰が入ったのです。「内視鏡」を入れて痰を根気よく痰を取り除く治療が必要となりました。一回の所用時間は約1時間弱で、7回程繰り返し「治療」されました。私はその都度病室からでるように指示されたのです。
「気管」は人の字の形になっていて「人口呼吸器」の入口の風船が「ケイレン」で変形して痰が肺の方に入ったらしい。内視鏡を入れたことで非常に苦しそうです、呼吸、血圧が乱れています。しばらくは苦しいが時間がたてば落ち着くはずだ。少しでも楽にしてあげて欲しいと「お祈り」するしかありませんでした。