破傷風菌との戦い(パート23)

「私の記憶を通して」。
私の脳裏には入院前にサンヨ−に修理をだした愛用のザウルス(SHARPMI-506)のことがありました。恵美子に修理ができたのかと聞きますと修理が完了してお父さんの机に置いてあると言います。
高浜病院は全てコンピュ−タ−管理がなされている。私も管理されている、私のザウルスのデ−タ−をハッカ−が盗み取りしようとしている。そうして病院の私のデーターを汚染して「私を殺す」。至急代理店に電話して阻止して貰ってくれたのむ。
夜中であろうが関係ないではないか、私が殺されようとしているんだから。早く電話しろ、メーカーに連絡がつかないのなら(F)君に(当社のコンピュタ−担当)に電話してすぐにきて貰ってくれ。と私は必死で全身の力を振り絞り叫んでいるのに。伝わらなかった、その後の記憶途切れている。

後日この時のようすを詳しく聞きました。家内はお父さんの「気が狂った」と思ったらしい、しかし先生に聞くと本人が「幻覚」を見たのかもしれないと言っているのだから「正常」な精神状態であり心配しないでよい。「恐怖」を味わったのだから仕方がない。今後も何回かはあると思うが大丈夫ですと言われたので安心でした。