破傷風菌との戦い(パート24)

「家内の病症日記から」。

2000年4月28日(金)昨夜は「眠り薬」によりよく眠ってくれたので私もぐっすり眠れました。昨日のことが「嘘」のようです。リハビリの先生が見えて少し体を動かしました、ひげも剃って貰い綺麗になり、元気になってきました。意識もしっかりしてきました、もう少しだ「頑張れ、お父さん」。
2000年4月29日(土)随分と元気になってきました、ハレルヤ感謝です。同時に甘えもひどくなってきます、体のあちこちが痛いらしい。私に甘えるのも大変です「お父さんちょっと用事ででてきます」と言いますと、すぐに帰ってきて欲しいと甘えます。困った人だと思いました。
「私の記憶を通して」。
私はこの頃、家内の姿があると安堵しますが。見えないと情緒不安定になり不安と恐怖に襲われました。いつまでも手で触り身体のどこかを「さすって」いて貰いたい、すぐ近くにいてほしい、私のためだけに時間を割いて欲しいと願いました。わがままで、甘えっぱなしで、弱い者でした。