癌と闘った社員(パート10)

1994年8月29日〜1994年10月11日(闘病生活1.5カ月間)国立舞鶴病院。
ガンと闘っているYちゃんは、この頃には自分の病状を全て知っていたはずであります。主治医に対して自分の肺のレントゲンを見せて説明してほしいとお願いした。最初は拒否された主治医はお母さんと妹を同席させて説明されました。
彼は何回もうなずき説明を聞いていたそうです、私が推測していた通りの結果でしたと言ったそうです。落ち着いて話すYちゃんの精神力に感心をしたとのことです。彼はこのころから死に対して直面している自分を現実として受け入れていました。
会話の内容がかわりました、家族のものに対する思いやり、気配りは本当に立派でした。私は神様の最善がありますようにと祈るしかありませんでした。