新しく造られた者(3)

「さからい」気分で興味が沸かなかったら、すぐに退席しようと考えていた。有賀喜一牧師が「いさおなきわれを」を賛美された、その時には賛美歌の何も知りませんでした。私はその時に聞いた賛美は今までに聞いた歌で、最高の感動で興奮しました。
会場で無償だったと思います、ペラペラの赤いビニール製のレコード盤で「いさおなきわれを」を頂いて帰ってから何度も、何度も聞きました。
新鮮で素晴らしい感激を覚え、その賛美歌で私の心は満たされました。
「本田クルセード」で語られたのは確か「神は愛なり」だったと思います、でも60歳の今日では説教内容までは覚えていませんが、この時の「感動」は不思議でした。
夢遊病者の如く、本田牧師の招きで講壇の前まで行きました。
(故)本田弘慈牧師は福井県丸岡市出身で福井県福井商業高校卒業で、日本のビリーグラハムと呼ばれた大衆伝道者で神学博士です。参加者が40数名は当時の「本田クルセード」としては小規模の伝道集会であったと考えられます。しかし私には人生で忘れられない出来事となりました。