新しく造られた者(5)

キリスト教会に行きたいと願いつつも、どこに教会があるのか調べることもせずに、半年近くが過ぎ去りました。勤めていた会社の外注業者として(Y)設備工業さんに私の担当現場の施工をお願いしていました、ところが親方さん夫婦が熱心なクリスチャンだったのです。
このことも不思議な神様の摂理を感じます、仕事に使用されている2トンダンプ(ローボディーの長尺車)の中央座席は非常にクッションが悪かったことが思い出されます。
日曜日の夜(7:00pm前)になると、御夫婦でダンプで迎えにきて下さいました、嫌でも断れません「パッパー」とクラックションの音で下宿を出て行きます、初めて行った教会は私の想像していた教会とは全く違いました。
普通の2階建ての木造民家で、そこにおられた牧師も「おじさん」って感じでしたからびっくりしました。「本田クルセード」での賛美や説教の感激が一瞬ではありますが失せてしまいました。
「汝の罪、許されたり、兄弟君は、今日から新しい人生が歩める。」との本田弘慈牧師の手の温もりは確かなものとして私に残っていました。
1970年12月25日のクリスマスに日本イエスキリスト教団・西舞鶴教会の中村清孝牧師から洗礼を受けました。その時に御言葉をプレゼントされました。
いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。これがキリストにあって、神があなたがたに、求めておられることである。
私は、1973年6月15日の夜に起業決心した時からこの御言葉を「社訓」としたのです。
テサロニケ5章16節〜18節、「常時喜悦・不断祈祷・万事感謝」、中島彰牧師に書いてもらいました、牧羊書と捺印も願って表具して掲げました。