新しく造られた者(11)

1973年6月12日だったと記憶しています、腰が痛くて動けなくなり下宿先で寝ていました。当時、東舞鶴溝尻の(S)さん宅に下宿していたのです。(S)お婆ちゃんは小浜出身で若い頃は「産婆」さんでした。熱心なクリスチャンで私の信仰の母となりました。その長男が開業医で、定期的に母の往診に来られていました。私が腰痛で寝ていることを知り診察して下さったのです。
先生は、これは「尿導管結石」に間違いない、脊髄神経のすぐ近くに尿管神経があり刺激するので「尿導管結石」は腰痛になるらしい。(S)先生が国立舞鶴病院に「紹介状」を書いて下さって緊急入院したのです。無意識で一晩が経過、私が気が付くと(S)お婆ちゃんが付き添いして下さいました。
しかしこの入院の時(1973年6月15日)に与えられた御言葉の掲示は不思議でした、病院のベッドで周囲のカーテンをしめますと、そこはいわゆる密室となりました。その時の私は何故か素直でした正座して、お祈りする時が与えられたのであります。
私の場合はいずれ会社勤めを辞めて起業することは規制路線でしたから、悩んではいましたが、その時点では中途半端な気持ちで、熱くもなく、冷たくもなくだったと思います。午前中に、ある婦人が病室に見舞いに来て下さった。その時に聖書の御言葉をプレゼントして頂きました。
神はわれらの避け所また力である。悩める時のいと近き助けである。(詩篇46篇1節)でした。