数えよひとつずつ(おばちゃん8)

オルガン演奏ができるようになったのも、下宿をしていた時からです、おばちゃんが器用に足踏みでギーギー音がでるオルガンを演奏しておられたので、私もまねごとではじめました。「小河君、あんた音感がいいねー」とおだてられ、とりこになりました。
時間があると私は、子供賛美歌の演奏練習をしたのです。譜面はあまり解りませんが歌が歌えて譜面があると、手が動き適当に和音をいれて器用に演奏する私をみていました。楽器が好きな私をよく知っていたおばちゃんは上手におだてます。
私はそのおだてが嬉しく思いました、自宅の日曜学校で奉仕をさせました、私は知らない間に教育されていたようです。思い返せばきりがありません、愛され、祈られ、助けられ、育てられたのです。