破傷風菌との戦い(パート16)

「私の記憶を通して」。

私は内視鏡で肺の「痰」摘出治療をしている状況を鮮明に覚えています、それは「恐怖」でした。「水中で息絶え、悶え苦しむ」ような体験を3回しました。気が付くと治療中のようだ。不思議な体験です、何だか解りません。「私が治療」して貰っているようすを同じ部屋の少し高い天井から「私が見学」しています。背中越しに二人の医師が「私を治療」しておられるのです。
内視鏡が入りますと私は「息」ができませんでした。息苦しくなってきます、苦しい頑張らねば、苦しくてたまらない、もうだめだ。まるで水中に「頭」を押さえられ「息」ができずに悶え苦しんだ。息絶えてしまった。その後は「気絶」したのか全く覚えていません。
でも実際の治療は人口呼吸器ですから、私の意志に関係なく呼吸は管理されていて問題はありません。問題は患者(私の意識が鮮明なことです)。主治医から「告知」されてはいましたが。私はその苦しみと恐怖を味わうことに成りました。「私は決して負けない、頑張る約束する」だけでした。