破傷風菌との戦い(パート7)

「家内の病床日記から」。
私は看護婦詰所で主治医から説明をうけました、自分の「血の気」が引いていくのが解りました。主人の病室まで行くのに雲の上を歩いている状態でかろうじて先生の後をついて行くのがやっとでした。病室で主人に「告知」してもらいました。
夜中にもかかわらず牧師はきて下さった。この時は麻酔が効いていたようだが意識がまだ少し残っているようでした。直ちに治療に入り「麻酔」で意識不明の状態にして「硬直」ケイレンを押さえ「人工呼吸」に切り替える。寝ている状態で「薬」を投入して治療するとのことでした。
「主治医平岡先生の告知内容」。
(1)病名は破傷風である。(2)人工呼吸機をつけた治療となる。(3)全経過を通じ意識が鮮明であるから非常に苦しいが7日間は頑張るように。(4)合併症として「肺炎」や「血圧バランス」が崩れると非常に危険である。